モホール計画
アメリカが始めたのが「モホール計画」である。プロジェクトの現場は、メキシコのグアダルーペという町の近くだった。このプロジェクトでは、太平洋の海底を掘削した。技術者は600フィート以上の深さまで到達することができた。悲しいことに、このプロジェクトは資金援助が打ち切られてから8年後に頓挫してしまった。結局、アメリカ人はマントルに到達するという目標を達成できなかったのである。
広告
ソビエト連邦
続いて、ソビエト連邦がこのプロジェクトに挑戦することになった。研究チームは、ペチェンスキー地区の下にある場所で地殻の掘削を始めた。ロシアのコラ半島にある人口の少ない地域である。目的はいたってシンプルだ。それは、「できるだけ深く潜りたい」ということだった。